今と昔が重なり生まれるオシャレトロ

  • 2015.10.05
Tadpole外観

繁華街の近く、ノラ猫が寝れる街

繁華街梅田から一駅隣のレトロタウン。野良猫も安心してお昼寝できる街がある、中崎町。町家ならではの細い路地が入り込み、その町家を改装して新しい息を吹き込んだお店が密集している。歩いてるだけで楽しくなってくるようなお洒落なお店が立ち並んでいるのがこの街の1番の魅力だろうか。その中で一際目立つ真っ赤な壁と黄色の立て看板、カラフルな服に身を包んだマネキンと出会った。お洒落な街で突如現れたサイケデリックな見た目のお店、Tadpole。その外観は、一度見たら忘れることができないくらいに凄いオーラをかもし出していた。

Tadpole店内

店内風景

真っ赤な壁に負けない情熱の店主

店内には真っ赤な壁よりもアツい店主「おっちゃんてんちょ」が、いらっしゃい~!と迎えてくれた。お店に並ぶのは、おっちゃんてんちょの情熱に負けないくらい元気溢れるカラフルな洋服たち。オブジェや洋服からは60 ~ 70 年代のレトロ感が漂っている。この年代は、おっちゃんてんちょがイケイケだった頃みたい。お店を開いた理由は色んな人とコミュニケーションを取りたいし、趣味の共有がしたくて、それがこの時代の洋服やアクセサリーだったそう。ディスプレイのレコードやマネキン、ミラーボールからはディスコ世代が戻ってきたような感覚になる。お店には、来る人が好きそうなモノとおっちゃんてんちょが好きなモノを集め、皆でおもしろいことができたらなと、お店とお客さんへの愛をこっそりと教えてくれた。

レトロマネキン小物類

上:店内レトロマネキン 下:店内レジ下

コーディネートは中身から、来て着て気に入って

「最近の子は周りと被りたくないから言うてるけど結局同じ店で買ったやつ着て被ってるねん。そうじゃなくほんまに被らんような自分を出した服を着てほしい。その他大勢の中に入るんじゃなく、もっと自分の色やシルエットを見つけて個性を出してほしいね。こんな服似合わない… って思うよりも、周りからその服イケてるで~!っていう意見をプラスに感じてほしいな」と話してくれた。自信が無い人もTadpoleに来てから自信を付けれた人が沢山いる。それはきっとおっちゃんてんちょの明るく優しい人柄とお店が持つイケイケな空気から来てるのだろう。Tadpoleで買ったモノを身に付けるだけで、そこから頑張りや~!という声が聞こえて来る気がする。それはきっといつまでも消えることなく、色んな人の元気と自信の源になっていくことだろう。

マネキン・看板

マネキンと看板

オリジナルアクセサリー

オリジナルアクセサリー等

 
Tadpole

タッドポール
Tadpole

住所
大阪市北区中崎西1-7-17 コア・ナカザキ102
 
地図で見るソコマデ
営業時間
13 : 00 ~ 20 : 00
定休日
不定休
TEL
06-6377-1767
twitter
クレジットカード可

取材・文・写真/川端 彩華



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秘密の階段をのぼると…ふわっと広がる隠し小部屋。

知らないとたどり着けない、ひだまりの特等席

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今と昔が重なり生まれるオシャレトロ

繁華街の近く、ノラ猫が寝れる街

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