関西の工場(こうば)とクリエイターが紡ぐもの

  • 2015.10.19
神藤タオル株式会社

いまできることをつなげて広げて

目の前にあるモノたちがどうやって作られているのか…気になってはいても、なかなか知ることができないその背景に注目し、現場=工場(こうば)・職人たちとトコトン向き合った新しいものづくりのかたちがある。
made in west という関西の企業とクリエイターで成り立つこのブランド。まずは企業や工場に足を運び、徹底的にナマの現場を見て・聞いて学び、既存の生産ラインを最大限に生かした製品をデザインする。クリエイターはあくまで下支えであり、売り場でもメディアでもパートナーとなった企業の名前を前面に出すことに終始している。
ただし、クリエイターの仕事はそのままをデザインするのではなく+αの新しい価値を付け加えること。たとえば、家族経営の刺繍屋さんと今年100周年を迎える天王寺動物園を掛け合わせたワッペンは、可愛いけど甘口すぎないリアルさが絶妙。「新しい大阪土産を」という企画から生まれたものだ。

天王寺動物園のワッペン

ついまじまじと見てしまう、天王寺動物園のワッペン

元気な関西企業× クリエイターの角度

関西のものづくりの現場は「じゃあこうしたらどうやろ?」という技術のプロならではの臨機応変なアイディアで溢れ、とにかく元気だ。
しかし、それを“どう売るか” となると長年受注専門だったために悩む企業も多い。泉州のタオル工場もその1つで、made in west との出会いがその2.5 重織りという最新の特殊技術の使い道を広げるきっかけになった。
今回のインタビューでmade in west 担当ディレクターさんが「素地がいいから」という言葉をよく使うのが特徴的だった。いいモノをどう伝えるか、ストーリー作りのプロはさまざまな角度から素材の輪郭を切り出す。

泉州タオルパントート

上:2.5 重織の泉州タオル 下:本当に買えるパンのパントート

これからのものづくりのかたち

まだ知られていない関西もんの底力を、語り部となり全国各地のフェアで紹介しているmade in west。その伝え方は多岐に渡る。
たとえば、パントートは関西の各地域で頑張る「そこでしか買えない」パン屋さんのパンを大阪の捺染会社がプリント。関西と離れた地域でこのトートを手に入れた人が、実際にその店まで足を運んでくれたら素敵だなぁと、商品を通して地域と地域が繋がればという願いがこもっている。
関西のクリエイターと企業が紡ぐ欲張らず温かなものづくりの形は共感を呼び、日本全国にゆっくり浸透していってる。

オーガニックコットンのカラーソックス工場

上:人気のソックスは「オーガニックコットンなのにカラフル」な逆転の発想
下:工場ひとつひとつの個性からmade in west は生まれる

プリデリグラフィックラボ店内

made in west の商品たちには prideli graphic lab でいつでも出会える

 
madeinwest

メイド イン ウェスト
made in west

オンラインショップのみ
WebSite
made in west HP:http://made-in-west.jp
online store:http://opus-design.shop-pro.jp
facebook
クレジットカード可

取材・文・写真/後藤 真悠子(サムネイル写真,Fig.1,6 はmade in west 提供)



post image

作りたいもので、町を元気に。
これが、ポスター展の醍醐味。

全国に広がる「商店街ポスター展」。すべての始まりは、新世界だった。

ダレソレ
post image

まあるいカタチの夫婦のおもい

やさしさと信念は全国に受け継がれる

ゴチソウ
post image

大阪の薬の町、道修町(どしょうまち)

医薬品産業の発祥

ココドコ
post image

レコード曲げ屋

あふれるモノの中で生み出された、新しいジャンル。

ナニアレ
post image

一生愛せるうつわをみつける

若手作家をうけとめた場所

ナニアレ
post image

目標はロンドンのハイドパーク。
グリーンの可能性を発信したい。

ガーデンデザインは造園ではない。空間と時間のデザインだと思う。

ダレソレ
post image

植物のパワーを最大限に生かして
たくさんの人に感動と癒しを届けたい。

私にとって植物はペットのような存在。一喜一憂できるところが愛しい。

ダレソレ
post image

紙の音を聴きながら。

紙のたのしさをつたえる

ナニアレ
post image

はじまりは、そのひとふで

筆を選ぶは人生を選ぶ

ナニアレ
post image

羽休めは、ナッツ小屋で焼き菓子を

香ばしい止まり木

ゴチソウ
post image

もなかの時間、かさねましょ

今日もほおばる、みんなのおやつ

ゴチソウ
post image

はちきれんばかりのサンドイッチ

口いっぱいにほおばる、手間隙かけた直球型サンドイッチ

ゴチソウ
post image

思い出の果物屋さん

時と想いがたっぷり詰まった栄養満点のフルーツワールド

ゴチソウ
post image

裏路地にぽっかりと開いた、英国への玄関口

紅茶の香りに導かれ…

ゴチソウ
post image

三休橋筋で大阪の歴史を通り抜け

船場の背骨

ココドコ
post image

ひと粒ひと粒が愛おしい、ボタンという主役たち

スポットライトを照らされて

ナニアレ
post image

ノート、綴じにいこか?

自分色ノートが作れる紙雑貨屋さん

ナニアレ
post image

小さなたい焼き 沢山いかが?

ショーケースに並ぶ“可憐なたい焼き”

ゴチソウ
post image

仏像ブームをご存知ですか?

仏像とお茶ができるカフェ?

ナニアレ
post image

貴方の時間を召し上がれ

書斎にすっぽり包まれて

ゴチソウ