過去の経験と若い感性を生かした
新しい学習塾のスタイル。

  • 2015.07.10
studyroom教室

生徒たちの将来を見据え
人間力も同時に培える場へ。

中学生・高校生を対象にした学習塾『Study Room』を開校し、教室長として新しい切り口を模索しています。私自身、以前は大手教育会社で教室運営に携わっており、受験テクニックをメインで指導していました。しかしながら、就活生の採用面接に携わっているうちに、社会人に必要なスキルは学歴だけでなく、コミュニケーション力などの人間力であることを身を持って感じたんです。そこで、学生時代に過ごした関西に戻り、塾を開校することを決意。学力と人間力の双方を磨ける新スタイルを導入し、月曜日から土曜日は通常カリキュラム、日曜日はゲストを招いての講習会や課外活動を行う場にしました。成績が上がれば進路の選択肢も自ずと増えますので、受験対策はもちろんのこと、日曜日のイベントではそれぞれの個性を磨いて欲しいと願います。

studyroom教室

将来を左右する文理選択。
休日イベントがヒントに。

休日イベントのいちばんの狙いは、生徒たちに将来の目標を見つけてもらうことです。中高生にとって、両親や学校の先生、先輩以外の目上の方と話をする機会は、ほとんどと言っていいほどありませんよね。そこで、アナウンサーや企業の社長など、さまざまな分野で活躍される先輩方を招いて講演会を開き、自身の価値観や興味、思考との適合度を測ってほしいと考えたんです。現在、ほとんどの高校で1年生の秋に文理選択が行われています。ここでの選択は、ただ文系か理系かを決めるだけが目的ではありません。自身が将来どんな職業に就きたいか、大学で何を学びたいかを考えて、進路を方向づける分かれ道なんです。高校1年生の時点で将来の選択が要求されるわけですから。生徒たちが道筋を立てやすい環境を早い段階で作るのも、私たち教育者の役割だと痛感しています。

授業風景原田翔一

内装の参考にしたのはカフェ。
講師と生徒の距離感もポイント。

京都に塾を開校したもうひとつの理由が、さまざまな街でカフェ勉強をしている中高生の人数をデータ化した結果、京都市内が最も多いエリアだったからです。一人で勉強するよりも、不明点を質問できる講師が身近にいた方が合理的ですよね。そこで、カフェのような親しみやすい内装に仕上げました。空間を間仕切りせず、オープンスペースにしたのは、生徒がどこに座っても講師の目が行き届くように。生徒のデータはパソコンで一元管理し、作業を効率化させることで、コミュニケーションの時間に比重を置いています。今までの教育現場での経験を踏襲して作られた現在のスタイル。今後も生徒たちの学習のモチベーションが上がるように、さまざまな創意工夫を凝らしてまいります。だって、中高生の頃に磨かれた知識や感性は、社会人になったとき礎となりますから。

原田翔一studyroom
原田翔一
スタディルーム

はらだ しょういち
原田 翔一

  • カフェ勉強が人気の京都エリアで学習塾を開校。カフェ勉のスタイルを取り入れた空間や生徒の個を磨くための休日イベントを筆頭に、学習塾の新しいスタイルを切り開く。
住所
京都市左京区石原町280-2 グランタック東山二条202号
 
地図で見るソコマデ
2006年4月
立命館大学 経済学部 国際経済学科入学。
集合指導・個別指導・家庭教師のアルバイトを4年間続ける。
2009年~
大学在学中に教育イベントを主催・共催。
2010年4月
大手教育会社へ就職
2015年6月
Study Roomを開校
WebSite
http://studyroom.asia/

取材・文/櫻井 千佳、写真/山下 拓也



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過去の経験と若い感性を生かした
新しい学習塾のスタイル。

生徒たちの将来を見据え人間力も同時に培える場へ。

ダレソレ
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