作りたいもので、町を元気に。
これが、ポスター展の醍醐味。
全国に広がる「商店街ポスター展」。すべての始まりは、新世界だった。
普段は百貨店や地域の専門店にある、こだわりの品物を特別に集め、モノと人、ヒトと人のふれあいを大切にして、作り手と来場者がつくるよろこび・つかうよろこびをわかちあうイベント「デザインマルシェ」が南港ATCで今年も開催されました。
デザインマルシェは品物を販売している「品物マルシェ」、デザインやモノづくり、地域に関する価値や知恵を交換する「知恵マルシェ」、参加者や関係者が集まる交流パーティ「人マルシェ」があり、知恵や品物をトレードできるイベントです。
「品物マルシェ」のどこか懐かしいフリーマーケットのような空間には、ブースそれぞれのこだわりの品が並び、カフェスペースや音楽会が催され、来場者も多く、大変な盛り上がりをみせていました。「品物マルシェ」では、店舗やWEBショップで購入している品物をショップの販売員さんからではなく、作り手の方々とお話をしながら、お買い物やワークショップで体験できることが醍醐味といえます。
小さな音楽会
「デザインマルシェ」は普段は会えない作り手の方々と来場者(購入者)が
コミュニケーションを楽しみながらいっしょに盛り上げていく、今までありそうでなかった新しい市場。
普段は気に留めていなくとも、デザインは私たちの暮らしの中にいつも寄り添っています。日本の伝統文化にデザインを加える事で新しい価値を見出したり、デザインを通して言葉を伝えたり、デザインへのアプローチもさまざま。対話を通して購入した品物は、作り手の想いがカタチとして残るのでしょう。
文・写真/ハイカラ不動産