わたしのマチオモイ帖

  • 2015.04.25
東京ミッドタウンデザインハブ

クリエイター×マチ

先日行われた「日本中がマチオモイ2015大阪展」は、日本全国のさまざまなジャンルのクリエイター達が、ふるさとや思い出の町、大切な町の魅力を各々の視点から冊子や映像で伝える展覧会です。1町1クリエイター責任編集を基本にミニブック部門またはムービー部門で作品を作成します。1冊から始まった「マチオモイ帖」は、クリエイターが社会に対してできることの問いかけとして「ソーシャル・プロポーズ展」に出展され、34組の「マチオモイ帖」が生まれました。その後「my home town わたしのマチオモイ帖」として、東京ミッドタウン・デザインハブでも大成功をおさめ、2013年の「日本中がマチオモイの春」では、札幌から那覇まで日本全国13会場で開催されて日本全国が街を想う気持ちで繋がりました。そして2015年の今回は約1000帖にまで増え、年々繋がりが大きくなってきています。

会場内

大阪コーナー

始まりの1冊

マチオモイ帖」は題名が全て「○○帖」となっており、「○○」には町名が入ります。
2011年の震災をきっかけに、一人の女性がふるさとを想う気持ちから始まりました。因島が故郷の彼女は震災で東北が大変な中、自分が今できることを考え行動し始めました。海に囲まれた彼女の故郷も波の恐さは他人事ではなく、島に対する恩返しをしたい気持ちから生まれたのが第1冊目「しげい帖」でした。まるで交換日記のような「しげい帖」で島の人たちの間にコミュニケーションが生まれるのを見て、ふるさとが過去の町でなく、今を生きている町であることを実感したそうです。

マチオモイラジオ動画作品

上:会場内「マチオモイラジオ」 下:「メビック扇町」会場

温かな未来を

クリエイターそれぞれの個人的な想いが詰まった「マチオモイ帖」は、たとえ同じ町が舞台であっても作り手によってまったく別の視点で描かれており、それぞれの目線で切り取られた想いが面白くてついつい自分の住む町を探してしまいます。たった1冊の本から始まったマチオモイ帖ですが、「まちを大切に想う」という根底にあるコンセプトが重なったことから、ゆうちょ銀行のカレンダーへの採用や地下鉄御堂筋線を走るマチオモイ列車など、各方面とのコラボも実現してきました。今後はクリエイターが地域住民などと協力して「クリエイターと作る」マチオモイも発展させていきたいそうです。点だった想いは繋がり、そして日本各地に温かさの連鎖を生む。町に眠る無数の価値や人との繋がりが少しずつ世界を動かしていくのかもしれません。

マチオモイ帖

まいほーむたうん わたしのまちおもいちょう
my home town わたしのマチオモイ帖

2011年4月
『しげい帖』の誕生
2011年6月
Social Propose
~クリエイターが社会に対してできること〜
」に出展
2011年10月
クリエイティブエキスポ2011 autumn」に出展
2012年2月
東京ミッドタウン・デザインハブ特別展
2012年5〜6月
メビック扇町特別展
2013年2〜3月
my home town わたしのマチオモイ帖 日本中がマチオモイの春!」全国13地域、22ヶ所で開催
2013年 〜
ゆうちょ銀行とのコラボレーション
ゆうちょマチオモイカレンダー
2014年2月
大阪市交通局とのコラボレーション
マチオモイ列車「走れ、マチオモイ帖展覧会」
2014年2〜3月
東京ミッドタウン・デザインハブ特別展
2014年3月
メビック扇町特別展
2015年3月
my home town わたしのマチオモイ帖
日本中がマチオモイ2015 大阪展
WebSite
わたしのマチオモイ帖 http://machiomoi.net/
メビック扇町 http://www.mebic.com/

文・写真/ハイカラ不動産(一部 わたしのマチオモイ帖制作委員会 提供)



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おもしろい人、ものが集まって
コラボレーションする。
それがアートの新しいカタチ。

東日本大震災を機に価値観が変わった。

ダレソレ
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作りたいもので、町を元気に。
これが、ポスター展の醍醐味。

全国に広がる「商店街ポスター展」。すべての始まりは、新世界だった。

ダレソレ
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目標はロンドンのハイドパーク。
グリーンの可能性を発信したい。

ガーデンデザインは造園ではない。空間と時間のデザインだと思う。

ダレソレ
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植物のパワーを最大限に生かして
たくさんの人に感動と癒しを届けたい。

私にとって植物はペットのような存在。一喜一憂できるところが愛しい。

ダレソレ
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通天閣の魅力は高さじゃなく、面白さ。
エンターテイメント性で天を突けたら…。

生活の中にあった通天閣。思い出は日立のモートル!

ダレソレ
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紙の音を聴きながら。

紙のたのしさをつたえる

ナニアレ
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はじまりは、そのひとふで

筆を選ぶは人生を選ぶ

ナニアレ
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15色の世界

フェルトたちの話し声に耳を傾けたら…

ナニアレ
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秘密の階段をのぼると…ふわっと広がる隠し小部屋。

知らないとたどり着けない、ひだまりの特等席

ナニアレ
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シンプルだけど、奥深くて、難しい。
それが、ライブパフォーマンス。

アートをもっと身近に。そんな思いでライブパフォーマンスをスタート。

ダレソレ
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関西の工場(こうば)とクリエイターが紡ぐもの

いまできることをつなげて広げて

ナニアレ
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今と昔が重なり生まれるオシャレトロ

繁華街の近く、ノラ猫が寝れる街

ナニアレ
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印刷するのは“可能性” ― 無限空間でうまれるもの

あるべき姿をとっぱらってみちゃった印刷屋さん

ナニアレ
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新しいことをしたい。人をビックリさせたい。
それが、私の仕事・アーティスト活動のすべて。

斬新な切り口であれば単純なこともおもしろい!

ダレソレ
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本当はけっこうええもん、あるねんで。

日本のグッドデザインは、ミッドセンチュリーにあり。

ナニアレ
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わたしのマチオモイ帖

クリエイター×マチ

ナニアレ
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大阪から世界へ。
アクティビティで日本の魅力を伝えるプロジェクトが話題。

大阪を元気にするには、チャンバラ! この思いつきがイベントの始まり。

ダレソレ
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現代美術「セメントアート」

カラフルな壁

ナニアレ
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「場」のデザインを通して地域交流を生み出す

西区はクリエイティブな地域。その特性を生かして「場」の実験をスタート

ダレソレ
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未来のマルシェ

DESIGN MARCHE

ナニアレ