スタイリッシュにもちかえろう
いい匂いのするアトリエ
家族、恋人、友達、同僚…ふだん様々なヒトに囲まれ何気なく生活していても、ふと「ありがとう」という気持ちが高まったり、嬉しいことがあり「おめでとう」と言葉をかけたい瞬間はやってくる。そんなとき、この気持ちを束ねて目に見える形で届けられたら素敵ではありませんか?それを叶えてくれるのが茨木市にある、「オリジナル絵本ギフト専門店 ありがとう」の絵本たちなのです。
絵本の主人公は、あなたが想う「あの人」。大好きな人、うまれくる新たな命、いつも世話してくれる人…周りの大切な人の名前を当てはめた、世界でたった一つの絵本なのです。たとえば、「神さまの贈り物」という1980年代にアメリカで発売された絵本。テーマはがっちりとは決められておらず様々な用途に応用が利き長年愛されている一冊で「主人公=あの人」がこの世に生まれてきたことへの感謝の気持ちがぎゅっと詰まっています。
ちょっと気恥ずかしいけど、そんな照れ屋さんな日本人にこそ使ってほしいと店主は語ります。
絵本の力をかりて、ほんのちょっとだけ大胆に気持ちをぶつけてみる。そしてそれはずっと手元に残り、ページをめくるごと、読み返すごとに違う感情を生む…気持ちをカタチにすれば1が2になり3になり。いつまでも手に取ることができる絵本だからこそ、ちょっとくらい大げさに「ありがとう」の気持ちを表現してみたらいいのではという思いがあります。
気持ちが動くのは当事者たちだけではありません。その現場に関わるスタッフたちも日々さまざまなプレゼントに触れることによって嬉しい気持ちになり、だからこそこの仕事を愛しやめられないそうです。
気持ちをプレゼントしたいと思い、それを絵本に託し、受け取った人が喜ぶ。贈り主のあなた、あなたの想う「あの人」、そしてそれをお手伝いするスタッフ、それぞれ想いのベクトルは違えどもこの絵本を通して、皆が見えない毛布にくるまれたようなほんわりあったかい気持ちになる。
そのスタート地点は何よりも「ありがとう」という気持ち。そういえば、何気ない「ありがとう」の瞬間って日々ごろごろ転がっている。それをちゃんと拾っていって、みんながもっと「ありがとう」を分け合えたら素敵だなと思わせてくれる絵本たち。
まずはだれに贈ろうかな?
お客様からのお手紙。ありがとうはどんどん膨らむ。
非売品だけど、皆に見て欲しいから作った絵本棚。
※オンラインショップのみクレジット可
文/後藤 真悠子